【事例】ピアノの発表会でビデオカメラで録音したものに入っている雑音を消したい。
カメラで撮影された映像データから音声データを取り出し、分析を行ったところ、以下の雑音・ノイズが確認されました。
- 大きな残響
- カメラのシャッター音
- 撮影者の鼻息
- 全体的にかかった「サー」という音
- 紙をめくる音
- 何かぶつかった音
また、カメラのマイクの特性上、低音域が収録されておらず、弱く中低音域が収録され、中高音域が強調されすぎる傾向がありました。
こちらが元の音源です。
上記から残響を減らしました。
音域ごとの音量を全体的に補正しました。
「サー」という音を、音楽的に破綻しないように注意しながら除去しました。
カメラのシャッター音、撮影者の鼻息、ぶつかった音などを除去しました。紙をめくる音に関しては音楽的に破綻する場面があり、そこに関しては除去できませんでした。
最後に細かい音域ごとの音量の補正を行いました。