会議室で会話・会議・交渉などを録音したものから、雑音・ノイズを除去・軽減します。
- 一般的に録音に用いられます、ICレコーダー(携帯型録音機)特有の雑音・ノイズに関しましては「ICレコーダーに録音した音声から雑音・ノイズを除去する」をご参照下さい。
事例
- 残響(反響)が大きく会話内容が聞き取りにくい
- エアコンのノイズが大きく会話内容が聞き取りにくい
- 特定の人の声が小さく、聞き取りづらい
残響(反響)を軽減
会議室や研修室は、壁面や天井に石膏ボードが設置されていることが多く、また床面も絨毯ではなくタイル張りであることが多いです。これらは反射板の役割を果たし、残響が発生します。現場で聴かれる残響と録音される残響には、かなりの聴感上の違いがあります。マイクの指向性など様々な要因はありますが、現場よりも録音された音のほうが残響がかなり多いという感想になることが多いです。
音の発生源から録音用マイクまでの間に障害物がなく、元の音のほうが残響より大きい場合には効果的に残響を軽減することができます。完全にコンクリート打ちっ放しの空間など、残響のほうが元の音より大きい場合、効果的に残響を軽減できない場合があります。
当社では音響シミュレートと認知工学を組み合わせた、他社には不可能なレベルでの極めて自然な残響の軽減を実現しています。
エアコンの音を軽減
エアコン(空調)に由来する「サー」というノイズは、「聴感上の距離」を遠ざける処理、つまり軽減することになります。会話などの声が主な場合は聴感上の距離として最大で4~5倍ほどエアコンのノイズを遠ざけることができます(エアコンが4~5倍遠いところで鳴っているように聞こえます)。
またエアコンのノイズも声と同様に残響を発生させています。上記の残響を軽減させる処理を行うことで、より一層明確に声を聞き取ることができるようになります。
特定の人の声が小さく聞き取りづらい
会話のように交互に発話している場合、特定の人の声を相対的に持ち上げることができます。
同時に複数人が発話している場合、特定の人の声を大きくすることは技術的には可能ですが、費用と日数が非常に多くかかります。
私たち雑音・ノイズ除去の専門家が、過去に数多く実際の事例から得た経験をもとに、各場合に最適なアルゴリズムや技術を選び、それらを駆使して徹底的に雑音・ノイズを除去・軽減作業を行います。
弊社は事前に雑音・ノイズの除去・軽減サンプルをお渡ししていますので、内容を一部確認することができるため、トラブルなく安心してご依頼いただけます。また納品後も60日間のフォローを丁寧に行うよう心がけておりますので、お気軽にさまざまなご相談をしていただけます。